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生活クラブ浦和の「近現代史連続講座」 善方一夫先生の講座のレポートです。

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昭和初期の暮らし、二・二六の頃 その4
7/10
 
  途中で一回休憩が入ります。
  先生はいつも飲み物しか召し上がりませんが
  いつの間にか、誰かが持ってくるおやつが出るようになり
  先生のところに質問に行く人もいて
  とっても賑やかなお喋りタイムになっています。
  7月10日



■ 昭和10年~昭和11年

★1935(S10)

◇家計、健康、教育

1.1   内務省が都市型模範衛生地区として東京市京橋区、
      農村型として埼玉県所沢町を指定。
      それぞれに都市保健館を開設。

1.26  アイスランドで妊娠中絶を合法化、世界初。

2.4   文部省が「中学校の入試に難問を出すな」と通達。
      小学校教科書の範囲を超えないようにと。

3.5   国民純潔同盟が発足。
      この頃、全国で純潔運動講演会も盛ん。

3.10  満州事変の傷病兵(27歳)と国防夫人会員(19歳)が結婚。
      愛国美談として話題に。

3.20  衆議院で松田源治文相の答弁で良妻賢母問題が起こる。
     「日本婦人は夫を援ける女を教育するものであり
      解放すべきものではない」

3     農村で嫁不足。
      離村防止に農村にも娯楽施設をとの声も高まる。

3     倉敷労働科学研究所調査で農村主婦の過酷な労働実態。
      「農家主婦の母性的活動に関する研究」
      (岡山県下四ケ村902人の農家主婦対象の調査)
     ・出産直前まで労働した者        97.1%
     ・産後1週間で日常の仕事に就いた者 72.9%
     ・死亡率                   3.4%
     ・流産率                   2.4%
     
3     奥むめおら、東京駒込に「働く婦人の家」を開設

4.1   東京一律第一女子商業学校(現・市ヶ谷商業)開校。
      最初の公立夜間甲種女学校。

4.10  文部省、教育関係者は建国の大義に基づき日本精神の
      振興を行うようにと全国へ訓令。
           ↓
      ※神話を事実として教えてゆくようになった

4     NHK、全国向け学校放送を開始。

4     高層ビルに働く人々に「ビル病」流行。一種の神経衰弱症。

4     女学生の間に、君、ボク、失敬、何言ってやがるんだい、
      など男言葉が流行。

5.4   大日本連合婦人会、職業婦人のため短期花嫁学校を開催。
      また農村婦人のため巡回花嫁学校も全国各地で開催。
            ↓
       ※子どもを増やす国策により結婚を促す    
      
6.4   内務省が労働者退職積立金法案を発表。
      支払いは翌年から始まる。

6     内務省調査による職業婦人の月収(最高レベル)
     ・タイピスト        450円
     ・エレベーターガール   27円
     ・バスガイド         46円

6     愛知県の中学生の小遣い調べ(一カ月)
     ・中学男子         2円
     ・女学生        1円51銭

      ※使途は娯楽趣味の器具・図書費60銭
        娯楽入場費20銭 飲食費36銭 など

6     前年に続き、親子心中が多発。
      S9年7月から翌10年6月まで308件。

9.24  大阪府、わが国初の「もらい子・里子取締条例」
      制定に乗り出す。
      岸和田市でもらい子殺しが発覚、参院が新聞広告を出して
      赤ん坊を商品のように回していた事実が判明したため。

9     外交官の国際結婚が禁止される。

12.20 鐘紡兵庫工場、わが国初の1日6時間労働制を導入。
      家庭婦人の勤務が可能に。

○この年の死因順位
     ①結核 ②肺炎および気管支炎 ③胃腸炎 ④脳血管疾患

○平均寿命 男性44.8歳 女性46.5歳

○理容店従業員の給料
     ・入店1年      2円
     ・入店2~3年  6~7円
     ・~20歳まで 12~15円

○東大の永井潜教授らによって「ナチスドイツ」にならい
 日本も大和民族の血の純潔を強化するために断種法」が必要と
 民族優生保護法案が国会に提出される。
 S15年国民優生法として成立。

○この頃、東京女子医専(現・東京女子医大)で月経のために
 体操を休む生徒は60%。遠足を休む生徒は40%。

○婦人雑誌者の主催にようる農村改良運動が盛ん。
 日本的民族主義を興そうというもの。

物価

女子大生


◇文化・レジャー

1     文芸春秋社「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設定。   
      9.1に1回目は石川達三と川口松太郎がそれぞれ受賞。

3     松竹が映画館の弁士と楽士を全員解雇を決定。 
            ↓
        映画もトーキーの時代に

4.3   名古屋市に東山公園が開園。
      S12.3.3同植物園、3.24同動物園も開園。
            
  ※善方先生も代用教員として子どもたちを連れて名古屋に行った。
    名古屋駅まで象が迎えに来てくれていた。象に乗せてもらった。

7.7    東京の各新聞、日曜夕刊を廃止。

7.12   奈良女子師範学校が実施した「生徒思想調査」によると
       毎月読む雑誌は
       ①主婦の友30% ②キング30% ③婦人倶楽部27%
       ④婦人公論7%

11.2   富山県保安課、児童・生徒への影響を考えパチンコ禁止。

11     警視庁、紙芝居の統制へ、内容・業者の取り締まり開始。

○この年、ペットとして犬を飼うことが流行。

○地震の表示に「マグニチュード」が用いられるようになる。


◇社会・交通・一般

1.1    国鉄電車内の「煙草御遠慮下さい」という掲示が
       「禁煙」「No Smoking」に変わる。
       違反者は罰金10円。

2.2    米、ウィスコンシン州の裁判所で、暴行犯の裁判に
       世界で初めてウソ発見器が使用される。

3.20   秋田県の日鉱雄物川油田4号井から、原油1,000Kl
       ガス推定84万9,000㎥(日産)が噴出。
       八橋油田盛況の引き金となる。

3.22   世界初のテレビ定期放送を開始。

3.28   細井和喜蔵遺志会、『女工哀史』の印税で東京の
       青山墓地に無名戦士の墓を密かに建立。

5      一般外人をスパイ視する風潮が広がり、外務省は
       外人への偏見を取り除くため外人との懇談会を開く。

6.1    国鉄に女子車掌が初登場。

6.1    小田急、東京・新宿--神奈川・小田原間無停車の
       週末温泉特急を運転開始。

6.1    NHK、海外放送を開始。アメリカ西海岸、およびハワイ向け。

7.15   東京--下関間の特急「富士」にお風呂列車が初登場。
       入浴料30銭、石鹸やタオルも用意されていた。

8.1    警視庁、無線自動車(パトカー)の使用を開始。

8.19   横浜市で初めて桜木町と尾上町交差点に自動信号機を設置。

11.1   列車の車内販売が始まる。食堂車のない列車、停車時間の
       少ない列車に指定営業人が乗り込み弁当寿司お茶を販売。

12.1   年賀用郵便切手(1円5銭)初めて発行。図案は富士。

○この年、国産初の10球スーパーラジオ付き電蓄が発売される。

特急スタンプ



★1936(S11)

◇衣・食・住
       
1     ロシアの著名な声楽家シャリアピンが帝国ホテルに滞在中
      歯槽膿漏の彼のためにシャリアピンステーキを出す。一円30銭。

3     科学的な見地から選択法を研究しようと、東京・平井に
      ライオン洗濯科学研究所が設立される。
      3年間に600回以上、10万人以上が講習会に参加。
      5.1川崎市の白洋舎工場で洗濯科学博覧会が開催され人気。

4.7   宮城県下の飯米不足が深刻化、玉造郡鬼首村の主婦など150人
      払下げ米を待ちきれず、貨車が停まる鳴子駅へ押しかける。

5.10  東京電燈(現・東京電力)の電灯供給数が1,000万灯を突破。

5.21  大阪府、来夏までに支柱の便所をすべて汲み取り式から
      水洗式にすることを決定。

7     東京市のコンニャク屋、副業としてアイスキャンデーの製造販売。

9.9   三重県河合村(現・藤原町)婦人会が農村の台所改善運動の
      資金作りのため「台所改善講」を始める。
      毎月一戸一円をかけ、相当額に達すると順次抽選で借りられた。

9     この頃、再生タオル盛ん。
      バタヤ、屑屋などが病院・産院・花柳界から買い集めてきた
      汚染タオルを屑物買い入れ所が漂白消毒して売るもの。
      3.75kg1円~1円50銭。
      もぐりの屑物買い入れ所30か所では消毒されていなかった。

9     群馬・高崎駅構内に駅そばの一号店。

12    大阪市今福浴場営業組合、浴場での選択防止ビラを配布。

○この年、国会で議員は黒無地の背広を着るようにと申し合わせ。
 色物や柄物の派手な背広が増えてきたため、国民に範を示す。

○木桶の底に蛇の目状の電熱線をはめこんだ電気釜が登場。

○長野県軽井沢の別荘が1,000戸を超える。

○東京市内の清掃業者は1,716人。

○襟足を美しく見せることが女性のおしゃれのポイントに。
アップ  装苑

○静岡県の園芸家・大井上康、葡萄の「巨峰」初めて作る。


◇家計・健康・教育

1.13   東京・飯田橋の東京市知識階級職業紹介所に
       夜間職業学校が開校。

       ※大卒の人たちなどが対象

1.20   警視庁消防署に六台の救急自動車導入。
       丸の内、品川、麹町、大塚、荒川、城東の各消防署に配備。

1      北海道庁、三カ月にわたる婦女子身売り防止運動を開始。

1      徴兵検査で甲乙種合格者が減り、丙種増加。体格の低下目立つ。

2.27   京都市に住む24歳の女性が結婚初夜に恋人の名を寝言で言い
       離縁され、前夫(37歳)を婚姻予約不履行で告訴。
       2,500円の損害賠償訴訟を起こし、1,700円を獲得。
       それを不服として前夫は控訴。

3      愛知県初の満州移民が出発。

4.1    長野県で、堕胎のしきたりを一掃するため産婆を公営化。

4.15   東京市教育局、小学校教員の富貴問題頻発に
       男女教員の同僚結婚を不可とする旨、通達。

4      北海道・福岡・山口県などで、婦徳涵養のため高等女学校の
       外国語を廃止または時間削減。

5      古賀良彦、レントゲン間接撮影法を開発。

5      大阪のサラリーマンの平均月収は64円41銭。
       副収入を合わせて70円37銭。
       総支出は、一カ月84円4銭で、不足分は妻の内職や
       財産収入などで補っていた。
       罹病世帯の場合、医療費は平均19円17銭。

6.23   山形市、10子以上出産の多産婦24人を表彰。

7.17   大阪府が中学の入試を国史1科目とする。
       文部省は地方になるべく1科目とするよう通達。

7.18   文部省、中学の修身・公民・国史の標準教科書作りに着手。

8      女子労働者の結婚退職について
       「結婚はやむを得ざる都合か、自己都合か」で内務省と
       全国産業団体連合会が対立。
       9.15内務省は「やむを得ざる退職」と結論。退職手当の
       支給を認めるが、その場合六カ月以内に婚姻証明を
       提出せよと決定。

9.3    カトリック系の大阪・信愛高女、従来からの神社仏閣参拝の
       禁止を、時世により自発的解禁。

9.12   ドイツナチス党において、ヒットラーが1婦7児主義を強調。

○この年、山形県に「二・三女会」誕生。海外移民促進のためで
 先に結成の「二・三男会」に続くもの。なお、この年の移民渡航者は
 約1万人、うち女性が4,000人余。

○再婚を含む平均婚姻年齢は夫29.3歳。妻24.7歳。
 初婚の場合は夫27.9歳。妻23.9歳。
 明治23年の調査開始時に比べて夫、妻ともに2歳上がる。


◇文化・レジャー

1.7   童謡『うれしいひなまつり』(あかりをつけましょ、ボンボリに)
      発表。

1.25  横山隆一のマンガ『江戸っ子健ちゃん』(『フクちゃん』の前身)
      「東京朝日新聞」で連載開始。
フクちゃん

○その年の冬、東京・浅草の映画館の入場料は20銭。コーヒー15銭。
 
6.1   NHK大阪放送局で、『国民歌謡』が放送開始。最初の曲は
      『日本よい国』
日本よい国、清い国 世界に一つの神の国
日本よい国、清い国 世界に輝く、偉い国

       
6     パチンコブーム。高知市ではこの半年間に35軒のパチンコ屋   
      開業。

8.1   第11回オリンピック、独・ベルリンで開幕。
      ヒットラーの発案で、この大会から聖火リレーが始まる。
      女子200M平泳ぎの前畑秀子優勝シーンで、
      河西アナウンサーが「前畑ガンバレ」を36回叫び話題となる。
      三段跳び(田島直人)、水泳の800Mリレー、男子平泳ぎ(葉室
      鉄夫)、1500M自由形(寺田登)、が金メダル。

8.17  指揮者のヨーゼフ・ローゼンシュトック(オーストリア)、
      新交響楽団(現・N響)の常人指揮者として来日。
      以後、S19年2月の定期公演まで指揮。
      日本の交響楽団の基礎を築く。
      のち、ユダヤ人ということで追放される。

10.8  東京日日新聞社の『国際ニュース』
      わが国初の天然色ニュース映画に。

10    鈴木三重吉がT9年に創刊した童話雑誌『赤い鳥』廃刊。

11    『椰子の実』(名も知らぬ、遠き島より)発表。

12    日本精神に関する各種パンフレットが氾濫。
      いずれも1冊10銭で、10銭本と呼ばれる。
      このため普通の単行本の売れ行きが低下。

○この年、キューピー人形がブーム。
 『キューピーさん』『キューピー・ピーちゃん』などの童謡も。

○童謡『春の唄』(ラララ紅い花束車に積んで)発表。

○東京・上野動物園の年間入場者が200万人を突破して
 216万534人。
花子


◇社会・交通・一般

1    内務省、続発する自殺を防ぐため、学童に昆虫採集用の
     青酸カリの販売を禁止。
     7.3毒劇薬・毒劇物品目が大幅改正。青酸カリなどが簡単に
     入手できるようになり問題化。

2.2  神奈川・城ケ島の集団放火で全116戸のうち110戸消失。
     町長が陣頭で保険金詐欺を画策していたことが判明し
     町長以下182人を検挙。

2.9  三菱重工、木炭自動車の製造開始。
      
2.23 東京地方に35.5cmの積雪。M14年以来54年ぶり。

2.26 皇道派青年将校らが、国家改造を要求して斉藤実内相、
     高橋是清蔵相らを暗殺。
     7.12首謀者15人の死刑執行。二・二六事件。


3.13 内務省、大本教に解散命令。

4.1  「東京日日新聞」(現・毎日新聞)1面の題字下に初めて
     広告が載る。4.26全面色刷りを開始。

4    外務省が国号を大日本帝国、元首の称号を天皇に統一。

5.18  阿部定事件。
      「切らせていただきます」という言葉はやる。

8.1   警視庁に白バイ登場。従来は赤バイだった。

9.19  構想発表から40年、わが国初の海底トンネル、
      関門トンネルが着工。全長3,600M余。
      S17.7第一号列車が走る。

11.7  新国会議事堂が竣工。資材はすべて国産品で、
      総工費2,579万円、現在の1000億円相当。

12.11 常磐線の東京・日暮里--千葉・松戸間の電化工事が
      完成。東京・上野--松戸間は汽車・電車の併用運転に。

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国鉄区間

物価

<参考文献>
近代日本総合年表(岩波) 昭和史年表(小学館) 
昭和、平成家庭史年表(河出書房) 他




昭和 | 05:57:27 | Comments(0)
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