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生活クラブ浦和の「近現代史連続講座」 善方一夫先生の講座のレポートです。

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番外編・尖閣諸島をめぐる19世紀からの動向
9/2
◇尖閣諸島 - Wikipedia - http://bit.ly/WfIp58
尖閣諸島 地図

1.明治政府による琉球処分

①廃藩置県で琉球藩から沖縄県へ
 1871(M4)7~ 廃藩置県 3府72県

 1872(M5)9~ 琉球国王 尚泰を琉球藩王として華族とする

 1879(M12)3.31 首里城の明け渡しを命じ二個中隊を派遣し
        首里城を接収

      4.4 琉球藩を廃し、沖縄県を置く
          ↓
        沖縄の廃藩置県を全国に布告

②清国と日本の主張
 
 清国は琉球国は独立国で、日清修好条約に反すると非難
 1879(M12)5.20 日本政府に抗議 三分割案を提示
    ↓
 ・奄美大島以北を日本領とする
 ・沖縄と称するところは独立国である
 ・宮古列島、八重山列島、与那国島は清国領

 それに対し、日本は二分割案を提示
    ↓
 ・日本領は沖縄まで
 ・その以南は清国領

  廃藩置県により沖縄は県として承認されてゆき清国は
  二分割案をしぶしぶ承認


③欧米列強のスタンス

 日本の軍隊が首里城を取り上げたことは武力占領と認識し不快感
 日本に一定の譲歩を決意

④日本政府が「琉球二分論」で取り引き持ちかける

 1879(M12)8.10 明治天皇、米前大統領グラントと会見
   琉球問題について意見を交換
   調停で宮古列島、八重山列島を清国に譲渡(琉球二分論)提示
     ↓
   日本政府は清国に対して、日本政府調停案を受け入れ
   そのかわり「日清修好条規」に最恵国待遇入れることを要求
     ↓
   清国、拒絶で終わる


2.日清戦争勝利で尖閣編入を閣議決定 


 日清戦争 1894(M27)~8~95(M28).4

 1895(M28).2.19 清国は日本に降伏したので
 講和全権に李鴻章を任命の旨、米講師を経て通告

 ・この頃、日本政府は日清戦争の勝利確実になったことで
  尖閣諸島の編入を閣議決定した
     ↓
  ※下関条約が結ばれる以前は日本領でなかったと政府は認識

       =政府は古賀氏に尖閣貸与を許可=

魚釣島に入植したのは福岡出身の古賀辰四郎
古賀氏は沖縄から労務者を送り、鰹節工場、アホウドリの羽毛採取を営んでいたという。
全盛期には二百数十人いたという。
古賀氏は政府に固定資産税を納めていたというが、那覇地方法務局石垣支所に残された閉鎖登記簿で確認できたのは1932(M7)の土地登記のみ、鰹節工場など建物登記はなく、父親から事業を相続した古賀善次郎氏は、日中戦争の拡大とともに撤退。
尖閣諸島は再び無人島になった。


3.敗戦降伏後、沖縄は米軍統治下に 
 ・久場島、大正島は米軍の射撃場に
米軍は尖閣海域に出没する沿岸国の漁船を取り締まることはなかった。台頭したのが台湾漁船で、嵐でしけると魚釣島に上陸して波が静まるのを待った。島には台湾漁民の小屋が林立していたという。


4.沖縄の施政権変換、沖縄県発足 1972(S47)5.15
 ・同時に尖閣諸島も日本の管轄下に入った  
 ・古賀善治氏が栗原家に魚釣島、北小島、南小島、久場島の
  四島を1978(S53)売買譲渡
 ・栗原国起氏は家族名義の久場島を除く三島の地主になっている


5.魚釣島、北小島、南小島、三島を政府借り上げ 
 ・小泉政権時の2002年4月1日から国と賃貸契約を結んだ
  ※2010年10月21日仙石由人官房長官の談話
   「尖閣諸島の平穏且つ安定的な維持管理」

  以後政府は毎年 魚釣島に 2112万3492円
          南小島に  188万2836円
          北小島に  150万1272円
        -----------------------------
           合計  2450万7600円 毎年支払い

 ・栗原家への賃貸料は税金から払われ
  2012年度松までに累計 2億6250円8848円


6.栗原家のお家の事情 
東武東上線大宮公園駅からほど近い住宅街にある敷地面積3685㎡に建つ、鉄筋コンクリート地上4階地下1階の母屋(2468㎡)、菱屋会館(神前結婚式場)はメガバングなどから2012年4月時点で25億円以上の根抵当権が設定されていた。4月25日の時点で国起氏には少なくとも25億以上の借財があった。
※自宅、菱屋会館の登記簿による
石原都知事の「尖閣諸島購入計画」発表以来、東京都には多額の寄付が寄せられたので、もし計画が実現したら多額の借財を抱える栗原家の救済になる。


7.日中間での尖閣諸島の領有権を巡る係争、他 
=日本=
 1885年12月22日の内閣制度発足以降、現地調査を行い、
 これらの島々にどの国の支配も及んでいない事を
 慎重に確認した上で1895年に沖縄県に編入した
 (注・1895年以降)

=中国=
 明、清の時代から尖閣諸島に管轄が及んでいた立場を取っている
 明は胡宗憲を倭寇討伐総督に任命後、胡宗憲が編纂した
 「寿海図編」の中で魚釣島などを中国福建省海防区域に入れている
 中国政府は1992年「中華人民共和国領海及び隣接区法」で
 「台湾及びその魚釣島を含む付属諸島は中華人民共和国に属する
 島岐である」と明文化した(孫崎享・元外務省国際情報局長)

2012年9月2日善方先生このように日本と中国がお互いに違う立場で主張していますので、領有権問題は今すぐ即座に解決は出来ないと思うんですが、いずれにしても、いろんな事情を考えた時に果たして日本だけが正当であるかというのは疑問があるということです。
一番問題なのは石原都知事です。
何故東京都が買おうとするのか。買って何に使おうとするのか。あの人のやり方はヒトラーと似ているところがあると思います。あの人と大阪の橋下市長が組んだら、日本はどうなってゆくのか心配です。

 
<参照・引用文献>
 ・歴史学研究会編「日本史年表」岩波書店刊
 ・市民アカデミア主催 上村英明・恵泉女子大教授講義
  「植民地主義からみたアイヌモシリ・琉球」配布資料
 ・週刊金曜日892号(2012.5.25) 893号(2012.4.27)   他


 ・・・・・・・・・・その後の展開・参考資料・・・・・・・・・・・

◇尖閣、国が購入で合意 20.5億円 都知事にも伝達
朝日新聞デジタル:2012年9月5日
http://bit.ly/SWrA9Z
野田政権が尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、20億5千万円で購入することで地権者と合意したことがわかった。近く関係閣僚で尖閣諸島の国有化方針を確認し、今年度予算の予備費からの拠出を閣議決定する方針。


◇中国で反日デモ拡大、日本人の尖閣上陸でさらに反発も
Reuters - 2012年 09月 18日
http://bit.ly/SWrM9a
満州事変の発端となった柳条湖事件から81年を迎えた18日、中国各地では日本政府による尖閣諸島(中国名:釣魚島)の国有化に抗議する反日デモが続いた。日本人の活動家2人による尖閣諸島への上陸も確認され、両国関係がさらに悪化する可能性も懸念されている。
北京の日本大使館前で行われた反日行動には数千人が参加。デモ隊の一部が建物に向かってペットボトルを投げたほか、中国国旗を掲げ、反日スローガンを叫ぶなどした。警官隊は6つの列を作り厳重な警戒態勢を敷いたが、日本外務省によると、大使館の一部で窓が割られたという。デモは上海や四川省成都、広東省深センなど各地でも行われた。 


中国事情に詳しいお二人の女性の、新聞コラムとブログの解説
   ↓
◇中国・反日デモ暴徒化の背景と、日中関係の今後~
 ~最も基礎から解説!
(diary) - 2012年9月18日
http://bit.ly/UYqRY2
私のブログでは、アホらしいから専門家は書かない最も基本的なところから始めて、現在の過激デモがどうして生まれたのか、そして今後どう推移して行くと思われるのか、日本市民は彼らとどうつき合って行けば良いかについての私なりの意見まで、お伝えしたいと思います。


◇2012年9月22日東京新聞、中国在住ふるまいよしこさんのコラム
(クリックで大きくなります)
ふるまいよしこさんのコラム
その他 | 04:27:07 | Comments(0)
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